
「がんを経験した女性のコミュニティColorful Ribbons (カラフルリボン)」通称カラリボは、2022年に活動を開始した任意の患者支援団体です。「がんになっても安心して暮らせる地域社会の実現をめざして」というミッションのもと、2023年いよいよ本格的に活動をスタートします。
場所は東京都 西東京市を中心とした、北多摩地域。
カラリボの代表 髙倉理恵さんの目指す「『地域』を軸とした患者支援のつながり」、そして、助成金を利用したスタートアップ企画「がんママCafé」についてもお話を伺いました。
髙倉さん談:「私が、がん…?」「これからどうなるのだろう…」「抗がん剤治療をすることになったら家事や子どもの世話はできる?」。
自身ががんかもしれないとわかった時から、誰に相談していいのか、そもそもこんなことをどこに相談していいのか、ひとつひとつがわからず手探りで不安な日々を過ごしました。
当時の私にとって一番つらかったのは、「孤独感」。下の子供は小学生、上の子供は中学生で、普段学校や地域で仲良くしている、いわゆる「ママ友」たちにがんのことを伝えることがためらわれ、「私だけが…」とひとり孤立感を強め、いつしかママ友たちと距離をおくようになり、気づけば自分の大切にしていた日常空間ががらりと変わっていました。
髙倉さん談:乳がんの治療が一段落し、コロナ禍が下火になった昨年秋、治療中からずっと参加してみたかった場所のひとつ、東京・多摩市唐木田の「がんママカフェ」(世話人:井上文子さん)に、足を運ぶことが出来ました。唐木田の「がんママカフェ」はその名の通り、「子育て世代のがんサバイバー仲間」=「がんママ仲間」が集う場所。そのため、子育ての隙間の限られた時間を有効に使って、病気も子育ても頑張っている仲間と交流を持つことができました。

これまでいくつかのがんサロンに参加したことはあったのですが、がんに関する治療やその背景は人それぞれのため、「子育て世代の悩み」に特化した話はなかなかできないな、と感じていました。気兼ねなく子育てや病気の悩みをシェアし、時には弱音を吐きつつ励ましあうことができる唐木田の「がんママカフェ」は、私にとって勇気と元気がもらえた場所でした。もちろんSNSやオンラインは大切なツールで、私自身もそれらに大きく救われたひとりですが、子育てをする生活圏にがんと子育てについて話せる場所があることが、がんママにとってこんなに心強いのだと、実感しました。
がんの治療は長い道のり。「あなたの地域にもじつはがんママ仲間がいますよ」と私自身が声をあげ、自分の住む西東京市でもがんママ仲間が気軽に集えるつながりをつくりたい、居場所を増やしたい、そう思いました。
つながる先に、お互いの知恵や工夫、情報を共有することができます。そんな活動を地域の方々に知ってもらうことで、行政・教育・医療・福祉の各現場に子育て世代のがんサバイバーへの理解が広まっていけば、支援の見える化につながり、「がんになっても安心して子育てしやすい地域社会の実現」につながると考えています。
髙倉さん談:おかげさまで西東京市の社会福祉協議会などのご協力を経て、地域の関係機関等への広報が進み、「地域に知ってもらう」の一歩を踏み出せました。また、ご縁があり国立がんセンター中央病院のがん相談支援センターに団体紹介の三つ折りリーフレットを設置いただけることになりました。
必要としている誰かに届きますように、そして、日本全国にがんママのための居場所がもっと増えるといいな、そんな思いを込め、開催に向け準備を進めています。

髙倉さん談:カラリボは「がんを経験した女性のコミュニティ」です。がん種・年齢は問いません。会員制ではないので、一回限りの参加でも継続しての参加でも、どちらでもOKです。
現在は「がんママのためのCafé」スタートに注力していますが、今後は目的を同じくした方々とつながり連携し、がんママに限定しない、がんを経験した女性に向けた広い支援の形を考えています。
2021年末には東京で初めての乙女温泉を共催しました。2023年も、地域の行政や医療との連携支援を軸にした様々な企画を実現していきたいと思っています。
カラリボのミッションに賛同してお手伝いしてくださる方、応援してくだる方、当事者だけではなく、専門家をはじめとした知恵やお力を貸してくださる方からの連絡、お待ちしています!
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