日本対がん協会

朝日がん大賞・日本対がん協会賞

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「朝日がん大賞」は日本対がん協会賞の特別賞として、朝日新聞社の協力で2001年に創設されました。対象分野は、日本対がん協会の活動の柱である「がん予防」全般とし、がん征圧に向けて優れた実績をあげて社会に貢献し、かつ、第一線で活躍している個人・団体を顕彰します。将来性のある研究の発掘、医療機器類の研究・開発、患者・治癒者の活動やケアなどの分野も対象としています。

「日本対がん協会賞」は対がん活動に顕著な功績のあった個人及び団体を顕彰して、がん征圧運動の一層の高揚を図ることを目的としています。

朝日がん大賞

2026(令和8)年度の受賞者

「小児がんやAYA世代のがん研究を主導し、全国規模での基盤整備に貢献」
堀部 敬三(ほりべ・けいぞう)国立病院機構名古屋医療センター 上席研究員

1996年に小児白血病研究会の立ち上げ、2003年の日本小児白血病リンパ腫研究グループ設立を主導した。全国規模での共同研究を進めるための基盤整備に努め、エビデンスに基づいた小児白血病の標準治療の確立に貢献した。
また、2018年には「AYAがんの医療と支援のあり方研究会」(AYA研)を設立した。15~39歳の思春期から若年成人までのAYA世代は、ライフイベントが集中するため、がんを発症すると様々な困難に直面する。全体の発症率から見ると少ない世代で孤立しがちになるなかで、AYAがんサポート研修など多職種による支援態勢の構築を進めた。小児やAYA世代のがんを取り巻く環境の改善に顕著な貢献をした。

日本対がん協会賞

2026(令和8)年度の受賞者/個人の部 (4個人、50音順)

茨城県 植野 映(うえの・えい) 医療法人社団TIBC つくば国際ブレスト&レディースクリニック

乳がん検診において、長らく「超音波検査は補助的」と位置付けられていたなかで、超音波診断学と診断ガイドラインの確立により、乳房超音波検査の普及に尽力した。また、超音波併用による乳がん検診の有効性を検証するランダム化比較試験(J-START)の研究協力者として技術支援を行い、超音波による乳がん検診の標準化に寄与するなど、乳房超音波診断学の構築、標準化、教育、普及に貢献した。

秋田県 鎌田 収一(かまた・しゅういち) 介護老人保健施設なぎさ施設長

1984年から秋田大学医学部付属病院に勤務し、外科医として胃がんや大腸がんなどの治療に従事し、2007年以降は乳腺専門医として乳がん診療に携わった。氏は2004年から秋田県医師会乳がん検診中央委員会副委員長、2006年から秋田県医師会乳がん検診中央委員会委員長などを務めた。長年、後進の育成、読影医の確保、診断体制の確立に貢献するなど秋田県の乳がん検診の発展に貢献した。

愛媛県 佐川 庸(さがわ・ていり) 伊予鉄グループ診療所長、元愛媛県立中央病院副院長

長年にわたり、愛媛県立中央病院で乳腺・内分泌外科医として診療に従事し、副院長として病院運営、地域医療の発展に尽力した。特に乳がん診療の分野では、専門的知識と経験に基づく質の高い医療を提供し、愛媛県内の乳がん治療の充実発展に寄与。学術面でも、日本乳癌学会中国四国地方会の活動に積極的に参画し、診療水準の向上に貢献した。

茨城県 西田 正人(にしだ・まさと) 国立病院機構霞ヶ浦医療センター 特別診療役・名誉院長

1980年から茨城県支部(旧茨城県対ガン協会)の子宮がん細胞診断に従事し、1998年からは子宮がん細胞検査診断委員会の代表世話人として、細胞診断の精度向上と細胞診専門医や細胞検査士の育成に積極的に従事した。また、茨城県生活習慣病検診管理指導協議会の会長として、茨城県の子宮がん検診の推進を牽引してきた功績は大きい。

2026(令和8)年度の受賞団体/団体の部(1団体)

三重県 生命の駅伝(上村 泰子理事長)

特定非営利活動法人「生命の駅伝」は、30年以上にわたり、市民参加型のチャリティー活動を通じて、がん研究の支援とがん検診の普及啓発に取り組みを続けてきた。その活動は、多くのひとをつなぎながら、三重県のがん対策を支える大きな力になっている。チャリティー活動は、多くの若手研究者らの研究活動を支えて、診断・治療法の開発にも貢献している。

2026年度 選考委員会

委員長 垣添 忠生 
(日本対がん協会 会長)
副委員長 大内 憲明 
(東北大学大学院医学系研究科特任教授、東北大学名誉教授)
選考委員(50音順) 梅田 正行 
(日本対がん協会 理事長)
佐野 武 
(がん研究会 有明病院 名誉院長)
津金 昌一郎 
(国際医療福祉大学大学院 医学研究科公衆衛生学専攻 教授)
辻 外記子 
(朝日新聞東京本社 くらし科学医療部 部長)
松本 吉郎 
(日本医師会 会長)

※1968(昭和43)年度の第1回からの受賞者・団体名を記載した2026年度版の名簿は、以下よりダウンロードいただけます。