がんで
苦しむ人や
悲しむ人を
なくしたい

日本対がん協会の活動内容
皆さまのご寄付は、幅広い
がん征圧活動に役立てられます

がんで
苦しむ人や
悲しむ人を
なくしたい
日本対がん協会の活動内容
皆さまのご寄付は、幅広い
がん征圧活動に役立てられます

日本対がん協会は、1958年から60年以上にわたり民間の立場でがん対策に取り組んでいます。皆さまご寄付は、日本対がん協会の幅広い活動を通じて、「がんになっても希望をもって暮らせる社会」を築きます。

1年に100万人近くの日本人ががんと診断され、
37万人の日本人ががんで命をおとしています。

日本人は生涯に2人に1人ががんになり、 3人に1人ががんで亡くなっています。2018年にがんで亡くなった人は37万3584人(*1)で、 1981年以降がんは日本人の死亡原因の一位です。がんと診断される人も1年に約100万人のペースで増加しています。(*2)
わたしたちは「がんで苦しむ人や悲しむ人を1人でも減らす」ため、大きく3つの活動を行っています。

*1 厚生労働省「2018年人口動態統計(確定数)」, *2 厚生労働省「全国がん罹患数」2017年

がん予防・
がん検診の推進

がん予防や、早期発見に力を注いでいきます。

科学的根拠に基づき、がん予防として特に禁煙を推進し、検診の受診率および制度の向上に取り組んでいます。

がんの予防推進

がんの原因の中で、予防可能な最大の原因であり、がんの治療(手術、化学療法、放射線療法)のリスクも高めるのがタバコです。 肺がんにとどまらず、ほとんどのがんの原因であり、タバコをく吸わない人にも他人が吸うタバコの煙による受動喫煙による害が及びます。 また、がんだけでなく、循環器疾患や呼吸器疾患、糖尿病、歯周病などとの関係も明らかで、年間13万人が能動喫煙で、1万5000人が受動喫煙で亡くなることが推計されています。 このことから、人々の命を守るために、日本対がん協会は予防活動の中心に「禁煙推進」を据え、次世代にわたりタバコの害をなくすために、「タバコゼロ・ミッション」を先導していきます。

グローバルブリッジとの提携

日本対がん協会は国際的禁煙推進団体「グローバルブリッジ」と協定を結び、禁煙支援に携わる専門人材育成により、一人でも多くの喫煙者を禁煙に導くための事業に参画しました。 2017 年5 月にプロジェクトを国際的に公募し、助成先に選ばれた16 団体は、医師のみならず、看護師、薬剤師、歯科医師、患者会など幅広い保健医療団体です。 日本対がん協会はグローバルブリッジとともに、これらのネットワーク化と専門的助言を通じて成果を最大限に引き出していきます。 さらに、20 年の東京オリンピック・パラリンピックまでに国際水準を満たす禁煙環境の実現にも向けての政策提言や署名活動、認証制度などによる世論形成も行います。

タバコフリーキッズ

「タバコフリーキッズ」は、子供たちが喫煙者や非喫煙者にインタビューしたり、路上の吸い殻の数を調べたりしながら、タバコと健康について、子どもたちが自らが考える機会をつくる教育・提言プログラム。 これまで神奈川県、東京都、北海道、愛媛県、熊本県、新潟県、岡山県の各都市で実施してきました。 今後も実施地域を増やしタバコのない未来をめざして活動していきます。

受診率向上の啓発活動

乳がん・子宮頸がん検診の無料クーポン券を発行しています。がん検診受診のきっかけづくりです。 ポスター・リーフレットを使ったがん検診受診率向上の啓発も続けます。 2018年度夏以降、AC ジャパン支援キャンペーンよる検診受診率向上を狙ったCM・交通広告を全国展開しています

新たな検診手法の情報収集・研究

2016年に設立した検診研究部門では、国立がん研究センターや大学の研究者と一緒に、精度の高い検診を追求しています。 血液バイオマーカーを用いた、膵がんの早期発見を目指す臨床研究など、新たな取り組みも進めています。

受診率向上の研修会

がん検診による恩恵を高めるには受診率の向上が欠かせません。 2017年度に実施したがん検診受診率拡大を考える研修会参加者の有志で設けたワーキンググループで、各グループ支部で、受診率向上の事例を分析し、取り組むべき受診向上の成功モデルを検討していきます。 厚生労働省は第3 期がん対策推進基本計画で検診受診者の精密検査の受診率を90%とするなど、適切な検査方法の実施も含めた精度管理の徹底を掲げています。 協会としても目標達成に力を入れ、グループ支部の精度管理担当者を対象としたアンケートを実施し、研修会を開きます。

日本対がん協会グループの検診

日本対がん協会は、46にものぼる全国のグループ支部と協力して、胃、大腸、肺、乳房、子宮頸などのがん検診を行っています。これは住民検診の実施 機関としては日本最大の規模です。年間で1千万人以上が受診しており、対がん協会発足以来の受診者はのべ3億8,000万人以上にのぼります。

がん患者・
家族の支援

がん患者や家族の方たちに寄り添っていきます。

がんと向き合う人が安心して暮らせる社会づくりに取り組んでいます。

リレー・フォー・ライフ

がん患者さんやそのご家族を支援するために、地域全体でがんと向き合うチャリティ活動です。各地でがん患者さんやサバイバー、支援者の方々が、交代で夜通し歩き、寄付を募ります。この活動は1985年に、アメリカの腫瘍外科医ゴルディー・クラットさんが、米国対がん協会への寄付を集めるため、24時間走ったことからはじまりました。今では世界30か国、約4,500か所で開催されており、日本では当協会と各地域の実行委員会が協力して、2006年、つくばでのプレ開催から活動しています。

がん相談ホットライン

看護師や社会福祉士が、患者さんや家族、大切な人などからの相談を受けます。 がんに関する疑問や心配、不安を抱えた時に患者ご本人だけでなく、ご家族や大切な方、どなたでもご利用いただけます。 治療や副作用、退院後の生活、仕事やお金のこと、家族とのこと、再発の不安など尽きない不安や心配な気持ちに寄り添います。2014年以降、年間相談件数は、10,000件を超えております。様々な相談に応じられるよう、ホットラインの体制を整えるとともに、相談の質の維持、向上に努めています。 また、がん相談ホットラインの他にも無料の医師による相談(電話か面接)社会保険労務士が治療の過程や、体調・気持ちに合わせた「働き方」や「働くこと」についてご相談をお受けしています。

専門医によるがん無料相談

専門医によるがん無料相談は、当協会独自の取り組みです。国立がん研究センターのOBや、がん研有明病院の医師が、電話または面接で がんに関する相談をお受けしています。診療は行いませんが、患者・家族のさまざまな悩みに医学的な知識と経験をもとに対応しています。

社会保険労務士による「がんと就労」電話相談

国立がん研究センターがん対策情報センターの推計などによると、がんと診断される方の3人に1人は就労世代(20~64歳)。 厚生労働省の推計によると、がんを治療しながら働いている人は全国で約32万5,000人。約68%の人が、がん治療後に元の職場に復帰している一方で約3 5 %の人が、がんと診断されたこと によって依願退職・解雇で仕事を失っているという調査結果もあります。当協会では、社会保険労務士が、がんと診断された時の職場への伝え方、傷病手当や障害年金など利用できる制度や、経済的なサポートなどについてご相談をお受けしています。

がんサバイバー・クラブ運営

がんサバイバーとその家族を支援するため、2017年に発足した事業です。一度でもがんと診断されたことのある人の「治りたい」「普通の生活がしたい」という 思いや、家族や大切な人を「支えたい」という気持ちをサポートします。ウェブサイトやSNSを通じて信頼できる情報を提供したり、患者どうしが実際に会って 交流できるイベントなどを定期的に開催しているほか、2019年には「サバイバーネット」「がんサバイバーキッチン」という2つの新しいプロジェクトもスタートしました。

(がんサバイバーキッチン)
味を感じなくなる、食欲がなくなる、料理をする気が起きない……がん治療中の方が抱えている、食事についての悩みをサポートするため、ユーザーがレシピを投稿し、管理栄養士が監修の上、公開するサイトを立ち上げました。
(この事業は、株式会社 おいしい健康と共同で実施しています)

(サバイバーネット)
がんサバイバーやその家族をつなぐSNSを立ち上げました。外出のむずかしい患者も、いつでも仲間と交流することができ、オンライン上で患者会のようなグループを作ることも可能です。

正しい知識の
普及啓発

正しい情報を広く伝えて、がんへの理解を深めていきます。

情報社会の中で、正しい知識を広めるために普及啓発活動を行っています。

ピンクリボンフェスティバル

「ピンクリボンフェスティバル」は、乳がん検診の大切さを伝え、患者を支えることを目的とした日本最大級のピンクリボンイベントです。ここ数年、著名な方々が勇気をもって乳がんを公表されたことにより、乳がんへの関心はかつてないほど高まっていますが、まだまだ定期的に検診を受ける人は少ないのが現状です。今後も、さまざまなアプローチでメッセージを伝えていきます。

(スマイルウォーク)
乳がんは、早期発見・早期治療で9 0%以上の方が治ると言われています。そのためには、定期的な検診の受診が欠かせません。スマイルウオークは、参加者がピンクのグッズを身に着け、街をウオーキングすることで、乳がん検診の受診を呼びかけるイベントです。2018年には東京で3,600人、神戸で約2,100人が参加しました。

(シンポジウム)
「乳がんの最新治療と心のケア」をテーマにしたシンポジウムは、毎年多くのお申し込みをいただく人気イベントです。治療法や薬など最前線の医療情報について、またがんとどう向き合えばよいかについて、専門医が講演を行うほか、サバイバーのゲストを迎えて、トークも行われます。患者とその家族をサポートするための、さまざまなブースが出展する「なかまcafé」も同時に開催しています。

がん教育

日本人の2人に1人ががんにかかる時代です。しかし、大人も含めて正しい知識を知る機会が少ないのが現状です。日本対がん協会は子どものころからがんについての正しい知識を伝えることが大切だと考え、国の動きに先駆けて、2009年に「がん教育基金」を設けて、小中高校生へのがん教育に着手し、全国の学校でがん教育モデル授業を開いたり、がん教育の副教材を作成したりしています。

リーフレット・パンフレットの活用

がん検診に関するリーフレットと女性特有のがんに関するリーフレットを発行しています。 リーフレットはグループ支部や自治体などで啓発活動に使用されています。

がん征圧月間

1960年から、毎年9月の「がん征圧月間」に「がん征圧全国大会」を開催しています。前日には記念シンポジウムを開催し、講演やパネルディスカッションなども行っています。第52回となる2018年のがん征圧全国大会では歌手・エッセイストで乳がんサバイバーのアグネス・チャンさんが講演。全国の対がん協会グループ支部や、患者団体の関係者など約1,400人が参加しました。

がん治療専門家の育成

がん治療をますます進化させるためには、広い視野を持ち、患者に寄り添える優秀な医師の育成が欠かせません。日本での臨床試験を推進し、地域のがん医療に貢献できる若手医師を育成するため、リレー・フォー・ライフ・ジャパンで寄せられた寄付金をもとに「リレー・フォー・ライフ・マイ・オンコロジー・ドリーム奨励賞」を設けています。受賞者は、世界的に有名ながんの専門機関「テキサス大学MDアンダーソンがんセンター」「シカゴ大学医学部」で1年間、留学研修を受けることができます。2010年からこれまで18人を送り出し、2019年は3人の医師の授賞式を行いました。

がんの研究助成

アメリカではリレー・フォー・ライフに寄せられた寄付金によって、白血病などの新薬「グリベック」が開発されました。日本でも、当協会が設立した「リレー・フォー・ライフ・ジャパン プロジェクト未来」によって、特に、がん患者とその家族を支援する研究を助成しています。新しい治療や新薬の開発、また患者のクオリティー・オブ・ライフを改善させる研究について、1件あたり最大300万円を助成。7回目となる2018年は67件の応募があり、新しいがん免疫療法や、白血病予防の研究、患者の子どもに対する心理的・社会的支援の研究など20件がえらばれました。

医療従事者向け研修会の開催

がんを早期発見するためには、検診の受診を促すと同時に、検診の精度を上げることも非常に大切です。医療従事者の技術向上のため、乳房の超音波とマンモグラフィの技術講習会、保健師・看護師研修会を開催しました。例年がん検診に携わる専門家に技術向上の機会を提供しています。

継続的なご支援が、がんで苦しむ人や悲しむ人をなくす力になります。

生活習慣の変化や高齢化などにより、がんになる方、なくなる方が増加。一方で5年生存率は60%を超えるようになり、「がん=死」ではなく「治癒できる病気」になってきています。
たがいに支えあい、誰もが希望をもって暮らせる社会をつくるために、継続的なご支援をよろしくお願いいたします。