2011年04月02日

お知らせ

日本対がん協会は、被災者からのがん相談のフリーダイヤルを設けました

東日本大震災で被災された方々には、がんを患っている方も少なくありません。主治医と連絡が取れなくなった人、通院できず抗がん剤などの治療を中断せざるを得なくなった人……多くの患者さんが困難に直面しています。そんな方々を少しでも支援できれば、と日本対がん協会は、「フリーダイヤル がん電話相談」始めました。

 看護師・社会福祉士が、医療を含め、心の悩みごとなどの相談も受ける「がん相談ホットライン」で、番号は「0120−788−233」です。時間は、祝日を除く毎日午前10時から午後4時です。(1人につき20分)

 「がん専門医による電話相談」番号は「0120−822−355」です。時間は、祝日を除く月曜から金曜の午前10時から正午です。(1人につき20分)

 日本対がん協会では「この2つのフリーダイヤルは被災された方々のがん相談専用として運用したい。お1人の相談時間を20分に限らせていただいたのは、できるだけ多くの方々の相談にこたえるためにです。少しでも役立てていただければ」と話しています。

「フリーダイヤル がん電話相談」
◆がん専門医による電話相談 0120-822-355
(月~金曜の午前10時~正午、祝日を除く)
◆がん相談ホットライン   0120-788-233
(祝日を除く毎日、午前10時~午後4時)

また、アメリカ対がん協会(ACS)の「自然災害発生後のがん対処法—がん患者と介護者のためのQ&A」がACSの好意で、米テキサス大学MDアンダーソンがんセンターの上野直人教授らが監修して翻訳されています。どんなことに注意しなければいけないのか、わかりやすく説明されていて、被災された方だけでなく、医療者にも参考になります。