2020年09月14日

お知らせ

日本対がん協会前会長の杉村 隆氏が逝去

日本対がん協会の前会長で国立がんセンター名誉総長の杉村 隆(すぎむら・たかし)氏が9月6日、心不全のため逝去されました。94歳でした。葬儀はご親族のみで執り行われました。
杉村氏は国立がんセンター(現・国立がん研究センター)で基礎研究に携わり、同センター研究所長を経て1984年から7年余にわたって総長を務めました。日本対がん協会では1993年から2006年まで会長を務め、国際シンポジウム「21世紀のがん予防」(2001年)の開催に尽力するとともに、国の「第3次対がん10か年総合戦略」の骨組みを討議した有識者会議(2001~2003年)の座長を務めるなど、がん征圧運動の先頭に立って活躍されました。会長退任後も顧問として当会にご助言をいただき、2013年から16年には日本学士院長も務めました。
ここに生前のご厚誼に深謝し謹んでお知らせ申し上げます。