
もっとも胃がんのできやすいのは幽門部(幽門前庭部)で、胃の出口、十二指腸へとつながります。胃がんは食生活と密接な関係があり、食塩の過剰摂取とも関係するといわれています。
ヘリコバクター・ピロリ(ピロリ菌)も深く関わっているとされます。食事や生活習慣の変化から、若年層には少なくなっていますが、人口の高齢化を反映、死亡数や罹患数は決して少なくありません。
胃がんはとくに日本人に多いがんで、1998年に肺がんに追い抜かれるまでがん部位別死因のトップでした。
早期の段階で発見されれば、良好な経過が期待できるがんです。

胃がんは、食べたものを消化する胃袋の内側にある粘膜にでき、徐々に粘膜下層、固有筋層、漿膜(しょうまく)へと外側に向かって浸潤していきます。
粘膜下層までにとどまっている胃がんを「早期胃がん」といい、固有筋層より深く浸潤したものを「進行胃がん」といいます。
早期のうちに治療できれば根治(治癒)を期待できますが、それを過ぎると治すことが難しくなります。

最新の2021年のデータでは、胃がんになった人は、男性は7万6828人で4位、女性は3万6053人で4位です。総数では3位になります。
※上皮内がんを除く
※総数は男女および性別不詳の合計

部位別死亡数を最新の2024年データで見ると、胃がんは、男性が2万4720人で3位、女性が1万3147人で5位、男女合計では3万7867人で4位となっています。
最終更新日:2026年2月19日