2023年11月27日

お知らせ

【開催報告】がんアドボケートセミナー 「最高の医療を引き出すための患者力とは」をテーマに開催

 
「最高の医療を引き出すための患者力とは」をテーマに、がんアドボケートセミナー(第13期ドリームキャッチャー養成講座)が10月22日、東京・築地の国立がん研究センターで開かれました。日本対がん協会と一般社団法人オンコロジー教育推進プロジェクトの共催。新型コロナウイルス感染症の5類移行で4年ぶりの対面形式になり、約30人が受講しました。
 

ハワイ大学がんセンターディレクターの上野直人医師がまとめ役となり、患者支援に携わる医療者や過去のセミナー修了者も参加。受講者と一緒に、がん医療をより良くする夢を語り、がん医療の向上や患者が生きやすい社会づくりについて意見を交わしました。

 
 
受講者は、がん患者や家族が直面する社会課題の解決に向けて活動をしたいと考えている人や、日本のがん医療の現場で何かに取り組みたいと考えている人で、がん経験者をはじめ医療従事者、行政担当者らさまざまな立場の人たちが参加しました。
 
 

冒頭、日本対がん協会の垣添忠生会長が「がん対策基本法の成立後、がんをめぐる情勢は変わったが、まだまだ足りないことがある。その実現のため、この活動は非常に大きな意味を持つ。最終的に政策に反映されれば素晴らしい。」とあいさつしました。

 
 
「患者がチーム医療に参加するために必要な患者力を高める要件とは」と題し、東京大学医学部附属病院がん相談支援センターの分田貴子医師と、乳がん患者支援団体メンタル・スパ代表の大友明子さんがそれぞれの立場から意見を述べました。
 

分田貴子医師

大友明子さん

 
セミナーではグループワークも実施。参加者からは、「いろいろな活動をしている方々や立場の方とお話しできてよかった」という声が寄せられました。
 
※がんサバイバー・クラブの公式サイトでは、より詳細なレポートを掲載しております。併せてご覧ください。