検診の推進に力を入れています

がん検診受診率向上への取り組み

受診率向上の研修会

がん検診による恩恵を高めるには受診率の向上が欠かせません。2017 年度に実施したがん検診受診率拡大を考える研修会参加者の有志で設けたワーキンググループで、各グループ支部で、受診率向上の事例を分析し、取り組むべき受診向上の成功モデルを検討していきます。厚生労働省は第 3 期がん対策推進基本計画で検診受診者の精密検査の受診率を 90%とするなど、適切な検査方法の実施も含めた精度管理の徹底を掲げています。協会としても目標達成に力を入れ、グループ支部の精度管理担当者を対象としたアンケートを実施し、研修会を開きます。

研修会
受診率向上の啓発活動

2018 年度夏以降、AC ジャパン支援キャンペーンよる検診受診率向上を狙ったCM・交通広告を全国展開し、検診の無料クーポン配布、ポスター・リーフレットを使った受診率向上の啓発も続けます。

グループ支部の検診実績を生かして将来の検診のあり方を考えます

新たな検診手法の情報収集・研究

2016 年度に設けた検診研究部門で、がん検診のあり方について、情報収集や研究を進めています。日本人のがんの罹患状況が変わりつつある中で、どのような年代を対象に、どんな方法でがん検診を実施するのが合理的なのか、国立がん研究センターや大学の研究者らと共に考えていきます。血液バイオマーカーを使ってすい臓がんの早期発見を目指す臨床研究も進めています。血液検査によるがん検診の動向を把握し、グループ支部の検診基盤を生かして臨床研究にも積極的に関わっていきます。