がん・検診について

患者の方、ご家族の方、まずはがんについて
知りたいという方や、治癒者の方々のために情報をまとめました。

検診の意義と目的

がんの中でも日本人に多いのが胃がんです。
ふだん、胃の調子がおかしいなと思わないうちに早く見つけて治療すればほとんど治癒が可能です。

1.胃がん検診の意義と目的

胃がんの一次検診について、国の指針は、問診と胃のX線検査・胃内視鏡検査が勧められています。症状のないうちから検診を受けていると、早期に発見される可能性が高く、その段階で治療すれば、ほぼ治癒が可能です。

胃がんの臨床病期別5年生存率

上の表にあるように、がんが発見できても臨床病期(進展度、ステージ)が進んでいる状態で見つかった場合は、それだけ5年生存率が下がってしまいます。そのためにも、早期がんのうちに発見して治療することが重要になります。

がん検診の目的は「検診を受けた一定の集団の中で、がんで亡くなる人の割合(死亡率)を減少させること」です。検診の意味を正しく理解し、定期的に、そして結果が出るまできちんと受診し、がんによる死者を減らしていきましょう。

2.胃がん検診の現状

日本対がん協会が2015年度に全国の支部で行った胃がん検診の結果では、受診者数は236万1881人、うち精密検査が必要と判定された人(要精検者)は15万9689人(要精検率6.76%)、この中で精密検査を実際に受診した人(精検受診者)は12万9052人(精検受診率80.81%)。この検診を通してがんを発見された人の数は3045人、その割合は0.13%でした。

胃がん二次検診を受ける必要のある人、がんが見つかる人の割合

胃がん検診を1万人が受けると、638人が「異常あり」と判定され、精密検査(二次検診)を受けるように勧められます。

精密検査を受けた人は516人でした。そして、516人の中から12人に胃がんが発見されたという割合になります。

胃がん検診は胃がんを見つけるためのものですが、それ以外にも胃ポリープ(良性腫瘍)や胃潰瘍、十二指腸潰瘍などを発見して治療に結びつけることができます。