つばさ総合高等学校で授業/東京都大田区
2026.3.23
講師:阿蘇敏之職員
人数:2年生約220人
3月23日、保健体育の一環として、東京都立つばさ総合高等学校で2年生約220人を対象にがん教育授業があり、日本対がん協会はがん経験者の職員を外部講師として派遣して協力しました。
周囲の当事者にどう接し、自身ががんになったらどう受け止めるかを考え、2人に1人ががんになる時代の生き方を見つめ直すことが目的。がん患者・家族を支え、地域全体でがんと向き合い、がん克服をめざすチャリティ活動「リレー・フォー・ライフ」(RFL)を担当する阿蘇敏之職員が講師を務めました。
20歳の時、結婚直前に精巣がんと診断されましたが、症例が少ない希少がんで周囲に相談できず不安でしたと振り返りながら手術、放射線、抗がん剤などによる治療法、患者と医師が話し合って治療法を決めるインフォームド・コンセントなどについて説明しました。
43歳のとき、再発後の抗がん剤治療では副作用の吐き気や倦怠感などから心に余裕がなく、家族らにつらく当たってしまったといいます。しかし、家族や医療スタッフは笑顔で支えてくれ、その後は子どもの卒業式、家族旅行などの目標を立てながら治療を続けました。自身の経験を踏まえて「『がん』イコール『死』ではなく、がんと向き合って生きていくこともできる」「支え合うことが大切。がんになっても一人じゃない。声に出して誰かを頼っていい。話を聞いて思ったこと、感じたことを家で話してほしい」と話しました。
また、授業前に寄せられた質問の中から、身近な人ががんになったらどう声をかけるのかについて「相手の人柄にもよるが、まずは話を聴いて寄り添うことが大事」とアドバイスしました。

次の記事