三鷹市立第五中学校で授業/東京都三鷹市

2026.1.22

講師:三浦裕司医師

人数:2年生約120人

1月22日、がんについて正しく理解し、健康と命の大切さについて考えられるようになることを目的に、がん教育授業が三鷹市立第五中学校の体育館で開かれ、2年生約120人が参加しました。日本対がん協会は、がんの専門医を外部講師として派遣して授業に協力しました。

講師は、がん研有明病院総合腫瘍科部長で、抗がん剤療法が専門の三浦裕司医師が務めました。

冒頭、三浦医師は「がんのイメージは?」と生徒たちに質問。「命にかかわる病気」「致死率が高い」などの回答を受け、「ぼんやりとしたイメージの言葉や数字にだまされないよう、がんを正しく知り、正しい判断ができるようになろう」と呼びかけました。

がんは遺伝子が傷つき、異常な細胞が無秩序に増える病気で、誰でもがんになる可能性があります。喫煙や飲酒、偏食などの生活習慣、細菌やウイルスの感染、遺伝などが要因になり、加齢による免疫力低下も影響します。原因不明のがんも少なくありません。

がん予防は禁煙やワクチン接種が重要で、世界保健機関はヒトパピローマウイルス感染を防ぐHPVワクチンの接種による子宮頸がん撲滅を掲げています。男性のがんにも効果があり、副反応の問題はあるものの、家族らと接種について考えてほしいと促しました。

がん患者との接し方では、普段と変わらずに接すればいいとアドバイスしました。

講演後、生徒から「がんはどのステージまで大丈夫ですか?」との質問に、ステージは「末期」などの時間ではなく、転移の有無といった広がりで考え、Ⅰ~Ⅳの各ステージで治療法が異なり、初期段階は完治が見込めると説明。また、「がんの初期症状は?」との質問には、完治が見込めるがんの多くは自覚症状がない段階でがん検診を受けて見つかること、症状はがんが進行すると現れることなどを説明しました。

最後に生徒代表がお礼を述べ、「がんは怖い病気と思っていたけれど、正しい情報を知って行動することが大事。健康に注意して生活していきたい」と感想を語りました。