長野清泉女学院高校(長野県長野市)

2013.10.10

講師:谷口俊一郎先生

人数:3年生 179名

がん予防など高校生が学ぶ
長野でドクタービジット

 医学の専門家が学校を訪ねて授業をする「ドクタービジット」(主催・朝日新聞社、日本対がん協会)が10日、長野市箱清水の長野清泉女学院高校(西澤善明校長)で開かれ、2年生約150人が、がんのできる仕組みや予防を学んだ。
 講師は、信州大学大学院教授の谷口俊一郎教授(分子腫瘍学)。「がんは、傷ついた遺伝子が蓄積される病気。どの部分に傷がつくとがんになりやすいか、最近の研究で分かってきた」と説明。生徒たちに遺伝子の構造について質問しながら授業を進めた。
 がん予防のためには、たばこを吸わないこと、バランス良く食べることが大切と話した。パネルディスカッションでは代表の生徒5人の質問に答え、「検診で早期発見すれば多くは治療できる。検診で見つかればラッキーだと思ってください」と強調した。