本メールは日本対がん協会の活動にご支援をいただいている方にお届けしております。配信停止をご希望の際は最下部にございます【発行元】よりお手続きください。
「2024年度がん検診研究助成事業」の採択結果を公表しました。
日本対がん協会は、がんの早期発見と適切な治療に向けた「がん検診」の向上につながる研究を支援するため研究助成事業を進めています。2024年度も、がん検診技術の新たな開発を目標にした基礎的な取り組みから、がん検診の精度管理問題への対応、さらにがん検診の受診を阻んでいる社会的な要因分析や受診勧奨策まで、幅広い分野を対象に公募を呼びかけました。
有識者で構成する委員会が、研究テーマについてさまざまな視点で厳正な審査を行い、『検診上部消化管検査における超高感度新規光線力学的診断法の開発』『ビッグデータおよび大規模臨床例の解析による大腸内視鏡検査の大腸癌罹患の予防効果についての検討』『対策型乳がん検診の精度管理と正確な受診率把握を可能とする行政と医師会がICT(Information and Communication Technology)で連携する乳がん検診システムのDX(Digital Transformation)構築』など、13人の研究者によるテーマを採択。総額2,000万円の助成を行いました。
採択結果詳細は、以下公式サイトよりご覧ください。
2024年度 採択結果
がん患者や家族を支援し、地域全体でがんと向き合い、がん征圧をめざすチャリティ活動『リレー・フォー・ライフ(RFL)』が、5月よりスタートしました。この活動は、1985年に米国で始まり、現在では世界中で開催されています。日本でも全国各地で開催され、がんと向き合うすべての人を支え、寄り添う場となっています。
各地で年に1度開催されるイベントでは、がんと診断された患者さん(サバイバー)とそのご家族などの支援者(ケアギバー)を讃え、旅立った大切な人たちを偲び、交代で会場を歩き続け、啓発企画やステージイベントなどを通して地域でがんに立ち向かう想いを1つにします。
2025年度は全国51か所でリレーイベントを開催予定。なかでも、山形県鶴岡市(6月14日)と茨城県つくば市(8月10日)、岐阜県大垣市(10月26日)は初開催となります。
イベントはどなたでも参加可能。当日参加も可能です。
※チームを作って参加される場合は事前申込みをお願い致します。
開催予定・詳細はこちら
リレー・フォー・ライフ(RFL)の新しい紹介動画「リレー・フォー・ライフとは」を公開しました。
リレー・フォー・ライフは、アメリカ対がん協会(ACS)が国際ライセンスを持っている企画(チャリティー活動)で、日本では日本対がん協会にライセンスが与えられています。
Save Livesを使命とし、がんの告知を乗り越え、
生きていることを祝福し〈祝う Celebrate〉
旅立った愛する人たちをしのび〈しのぶ Remember〉
がんで苦しむ人や悲しむ人をなくす社会を作る〈立ち向かう Fight Back〉
ことをめざします。
動画では、リレー・フォー・ライフのはじまりや3つのテーマなどを、がんサバイバーやケアギバー(サバイバーのご家族やご遺族、支援者)、医師へのインタビューを交えながらご紹介していますので、ぜひご覧ください。
紹介動画を見る
大腸がんについての理解を深め、正しい知識を知っていただくため、日本対がん協会は新たに啓発リーフレット『もっと知りたい 大腸がん』を制作しました。リーフレットは公式サイトより無料でダウンロードいただけます。
ダウンロードはこちら
リーフレットは3部構成。『その1 大腸がんってどんな病気』は大腸がんがどのような病気か、日本の大腸がんの状況や予防についてまとめました。『その2 大腸がん検診のすすめ』は大腸がん検診(便潜血検査2日法)や精密検査について解説しています。『その3 大腸がんと診断されたら』では、国が都道府県ごと指定するがん診療連携拠点病院などに開設されている「がん相談支援センター」、日本対がん協会が運営する「がん相談ホットライン」、国立がん研究センター「がん情報サービス」などを案内しています。
監修:公益財団法人福井県健康管理協会 がん検診事業部長
松田一夫氏