保健主事研修会で講演

2015.12.11

講師:佐瀬一洋先生

人数:保健主事約360人

 徳島県内の全ての小・中・高・特別支援学校の保健主事約360人を対象にした保健主事研修会が12月11日、徳島県板野町で開催された。学校保健・安全に関する研修を通じて保健主事の資質向上を図ることが目的で年に二回開催されている。今回は「がん教育」をテーマに順天堂大学大学院医学系研究科の佐瀬一洋教授が講演を行った。
 佐瀬教授はこれに先立つ10月に、同県阿南市の阿南第二中学校でがん教育のモデル授業と、同市の養護教諭らとの授業後検討会を実施(協力:日本対がん協会)。同校での授業内容の紹介や、これまでの実践を踏まえた今後のがん教育の進め方や、盛り込む内容についての考えを話した。
 佐瀬教授は「なぜ病院や役所ではなく、ここに出てきているか、それは患者になったからです」と語り、自分が希少がんを患った時にがんを不治の病として描くドラマや映画を見て絶望した経験から、「命の尊さと正しい知識の大切さを子どもたちにぜひ伝えて欲しい」と呼びかけた。
 研修会ではがん検診・がん予防の必要性も詳しく説明し、検診についての偏見や誤解を正すためにも「がん教育もリテラシーを教えて欲しい」と強調した。阿南第二中の生徒から届いた感想に触れ、「生徒からの感想は本当に嬉しい。お花畑に入ったような若い感性に触れて自分も多くの気づきを得ている」と話した。