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リレー・フォー・ライフで作ったちぎり絵をカンボジアの小児病院へ
2009.01.16

カンボジアの小児病院に「ちぎり絵」
「リレー・フォー・ライフ in 新横浜」生まれが海を渡る


 カンボジアの首都プノンペン市内にある国立小児病院に、日本から送られた「ちぎり絵」が飾られている。外科病棟の白壁の一角に2枚の絵が美しい。昨年9月に横浜で開かれたリレー・フォー・ライフin新横浜の会場で、三菱東京UFJチームの企画テントに多くの参加者が立ち寄って創ったものが年末に海を渡り、子供たちをなぐさめている=写真。
 三菱東京UFJ銀行はリレー・フォー・ライフが日本で始まった2006年から毎年、全国の実行委員会を支援するため日本対がん協会に協賛し、催しの基礎づくりを手助けしてきた。それぞれの実行委員会は、ルミナリエ、リストバンドなど開催に必要な多数の品物を整えることができた。

日本から送られた「ちぎり絵」

日本から送られた「ちぎり絵」

新横浜への参加にあたり銀行内部では、会場にいるさまざまな人々の行動が誰かの励ましになるよう手助けをしたい、そして思い出になる活動に結びつけばと企画を練ってきた。「ちぎり絵」をみんなで創るアイデアは、企画部CSR推進室の佐藤美穂さんが思い立った。「小児病棟でがん患者だけではないかもしれませんが、病気や怪我の苦しみを抱えていることにかわりはなく、みんなで励ましたいと考えました」と佐藤さんはいう。

 リレー・フォー・ライフでは、チームが独自の企画をたてて会場に臨み、歩きながら参加者に「なぜチームとしてここにいるか。私たちはどんなメッセージを送るか」を訴えることが肝心だ。患者・家族やほかのチームのメンバーの中から、歩きながら目にした「ちぎり絵」創りに興味を持って加わる人が徐々に増えた。下絵づくりなどの準備は佐藤さんや上司の酒井宏昌さん、ボランティアら5人ほどで進めたが、会場では作業がどれほど進められるか想像できなかった。机の上で色紙を貼り付けて描く地味な雰囲気にもかかわらず、いすに座って和紙を丁寧に貼る人が時間とともに増え、しだいに輪郭が鮮やかに浮かんできた。

 「カンボジアの伝統文化を題材にしたので地元の子供たちに違和感を持たせてはいけないと考えました」と佐藤さん。24時間にわたったリレー・フォー・ライフでほぼ出来上がった作品を会場から持ち帰り、細かいところを佐藤さんたちがきちんと貼る気配りだった。

 ちぎり絵は、国際開発救援財団が支援している国立小児病院に決まり、昨年末までに病院内でもっとも目立つ場所に飾られることになった。

 カンボジアでは未だ医療水準が低く、子供たちを精神的に癒すまでのゆとりはない。ちぎり絵の到着を患者の子供や家族たちは大喜びで迎え、はしゃぎながら写真におさまった。リレー・フォー・ライフでのアイデアが思わぬ架け橋となっている。
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