はじめに

がん征圧運動(は じ め に)

1958年(昭和33年)に創設された日本対がん協会は、20世紀後半の活動を終え、21世紀を迎えようとしている。
民間の「がん征圧運動」の推進母体として、この半世紀に「がん知識の普及」と「検診による二次予防」を中心とした活動を展開し、日本の公衆衛生と保健事業の分野に大きな足跡を残してきた。

20世紀の後半は、がんの研究・治療方法が急速に進み、がん征圧にとって実りある世紀だった。しかし、高齢化社会の到来などで、日本のがんによる死亡者は増え続け、「がんとの闘い」は21世紀も引き継いで行かなければならない。

21世紀のがん征圧運動
がんを取り巻く環境が激変している中で、21世紀のがん征圧運動は、どうあるべきか。その推進母体である日本対がん協会は、どのような活動をすればよいのか。その指針として、「21世紀のがん征圧運動」は策定された。

時代は、変化の潮流が激しく、かつ予測が困難になってきている。従ってこの指針も、21世紀初頭の約10年間を想定して作られた。2000年9月の全国支部総会の総意を得て、2001年から組織の目標となる。

2006年 がん征圧月間ポスター2007年 がん征圧月間ポスター2006年
がん征圧月間ポスター
2007年
がん征圧月間ポスター