がん・検診について

患者の方、ご家族の方、まずはがんについて
知りたいという方や、治癒者の方々のために情報をまとめました。

肺がんの基礎知識

最近は肺がんの早期発見の大切さがかなり認知されてきました。
自分自身を守るために、必要な知識を得ましょう。

1.肺の構造と肺がん
肺の構造図

肺は呼吸をするためになくてはならない器官です。肺では、呼吸によって吸い込んだ空気から酸素を体内に取り込み、体内から二酸化炭素を取り出して口から吐き出す役割をしています。鼻(口)から入った空気は気管を通じ、気管支から左右の肺に入ります。気管支の末端は酸素と二酸化炭素の交換をする肺胞につながっています。

左右の肺は対照ではなく、右の肺は頭のほうから上葉、中葉、下葉の3つに分かれていて、左は心臓があるため上葉と下葉の2つに分かれています。

肺がんには小細胞がんと非小細胞がんがあります。
さらに、非小細胞がんを腺がん、扁平上皮(へんぺいじょうひ)がん、大細胞がんの3種類に分類しています。

肺がんは、大きく分けて肺門部(はいもんぶ)と肺野部(はいやぶ)に発生します。肺門部は肺の入り口の太い気管支のことで、扁平上皮がんが多く、肺野部と呼ばれる気管支の末梢から肺胞のある肺の奥の部分には、腺がんという種類のがんが大部分です。

肺門部のがんは喀痰細胞診や気管支鏡で見つけやすく、X線では見つけにくいのですが、反対に肺野部のがんはX線写真で見つけやすいがんです。

2.罹患数(肺がんになった人の数)と死亡数のデータ

肺がんになった人の数は? 肺がん罹患数(2010年)

肺がんになった人の数は、従来男性で増加していましたが、近年は女性にも急増し、男女合わせると11万人を超えています。

 
肺がんで亡くなる人の数は? 2013年肺がん死亡数

部位別死亡数を最新の2015年のデータで見ると、男性で5万3208人で1位、女性では2万1170人で2位、男女合計では7万4378人も亡くなっています。