がん・検診について

患者の方、ご家族の方、まずはがんについて
知りたいという方や、治癒者の方々のために情報をまとめました。

乳がんの基礎知識

最近は乳がんの早期発見の大切さがかなり認知されてきました。
自分自身を守るために、必要な知識を得ましょう。

1.乳房の構造と乳がん
胃の構造図

乳房は主に、組織を形づくるじん帯と脂肪、それらに守られた乳腺葉、乳頭へつながる乳管の4つの部分でできています。腺房という組織が乳管でつながれてまとまったものが乳腺小葉、乳腺小葉が乳管でつながれて集まったものが乳腺葉です。

乳腺葉は乳頭を中心に放射線状に15~20配置されていますが、イメージとしては、乳頭からつながる乳管を軸に、ぶどうの房状につながっているのが乳腺葉で、ぶどうの房全体が乳腺葉、ぶどうの粒が乳腺小葉というイメージです。出産に合わせて乳腺小葉で産生された乳汁(母乳)は、乳管を通って乳頭から外へ出ます。 

 
2.乳がんが発生しやすい場所
乳がんのできやすいところ図

出典:東北大学病院データ(2011-2014年)

乳がんが発生しやすい場所としては、乳首を中心に乳房を4つに分けると、一番多いのは乳房の外側の上の方(全体の53%)、次いで内側の上(19%)、外側の下(14%)、内側の下(6%)、乳首付近(4%)の順です。

多くは乳管で発生する乳管がんで、乳腺小葉で発生する小葉がんが続きます。

乳がんは女性のがんというイメージが強いですが、まれに男性にも発生します。女性と比べて予後(治療の経過)が悪いことが知られています。

3.乳がんで亡くなった人の数
乳がんで亡くなる人の数は?

最新の2014年のデータで見ると、1万3240人で5位(女性)です。30歳から64歳までの働き盛りの、女性のがんによる死亡の1位になっています。

 
増加する乳がんの罹患者数

乳がんは女性が患うがんの中で最も多いがんで、近年増えています。一生涯に一度は乳がんになる女性は数年前までは二十数人に1人と言われていましたが、最近では12人に1人とされています。