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がんについて

がんについて 検診の実施状況

検診の実施状況
検診状況のまとめ(2006年度)
日本対がん協会の道府県支部のうち、41支部でがん検診を行なっています。
その受診者は、がん検診を始めた1960年から2006年度までで累計2億6,176万2121人となりました。

当協会は毎年、各支部の検診実績を「がん検診の実施状況」としてまとめています。2006年度(平成18年度)のまとめのうち、概要の一部を掲載します。

日本対がん協会の支部が行ったがん検診の詳しい内容は、A4判、138ページの冊子にまとめられています。御入用の方には、有料でおわけしています(1部2000円、送料込み)。協会本部までお問い合わせください(電話03-5218-4771)。検診状況のほか、前年度(平成17年度)に行った検診の受診者を追跡調査し、病期分類などをまとめています。
概要
報告書「平成18年度(2006年度)がん検診の実施状況」は、日本対がん協会の道府県支部が平成18年度(2006年4月1日~2007年3月31日)に実施した延べ11,335,108人についてのがん検診実施状況と、平成17年度(2005年度)に行った検診の受診者を追跡調査して病期分類等をまとめたものです。昭和42年から刊行しており、今回で40号です。

日本対がん協会では、がんの早期発見を目的とする検診を、胃は1960年、子宮頸が1961年、乳房が1970年、肺が1976年、大腸が1977年、子宮体が1980年、前立腺が1996年から実施、その他のがん検診を合わせた受診者総累計は、2006年度までで2億6176万2121人、発見がん数は27万8,687人(疑いを含む)に達し、その多くを早期治療に結びつけています。
各種検診の伸び
2006年度の受診者総計は1,133万5,108人。部位別の伸び率は下表のように前年度比で、
肺がんが168,205人、大腸がんが41,093人、肝胆膵腎がんが40,883人、前立腺がんが37,965人増加しました。逆に、減少したのは胃がん41,593人、子宮頸がん123,556人、子宮体がん8,147人、乳がん6,638人、甲状腺がんが51,307人でした。全体としては56,905人の微増になっています。子宮頸がんと子宮体がんの減少は、「検診は2年に一度」とする国の検診ガイドラインの影響が出ているものとみられます。
●各検診の2006年度受診者と対前年度比較
部位 2006年度実施 2005年度実施 伸び数 (人) 伸び率 (%)
支部数 受診者数 支部数 受診者数 06年度 05年度
胃 が ん 41 2,473,798 41 2,515,391 ▼41,593 ▼1.65 ▼3.98
子宮頚がん 39 1,225,521 39 1,349,077 ▼123,556 ▼9.16 ▼15.03
子宮体がん 20 26,700 22
 
34,847
 
▼8,147 ▼23.38 ▼21.56
乳 が ん 41 994,328 41
 
1,000,946
 
▼6,638 ▼0.66 12.66
肺 が ん 41 3,720,282 41 3,552,077
 
168,205 4.74 0.30
大腸がん 41 2,135,044 41 2,093,951
 
41,093 1.96 2.06
甲状腺がん 13 198,964 15
 
250,271
 
▼51,307 ▼20.50 ▼27.73
肝胆膵腎がん 23 255,995 22
 
215,112
 
40,883 19.01 0.38
前立腺がん 36 304,476 35
 
266,511
 
37,965 14.25 16.47
  11,335,108   11,278,203
 
56,905 0.50 ▼4.29
全国46道府県支部のうち、胃は41支部、子宮頸39支部、子宮体20支部、乳房41支部、肺41支部、大腸41支部、甲状腺13支部、肝胆膵腎23支部、前立腺36支部から検診実施の報告がありました。

検診方法は、検診車による出張方式が主で、支部が直接運営した検診車の台数は胃371台、子宮98台、乳房116台、肺は332台、肝胆膵腎39台でした。施設検診は26支部35カ所で行っています。 これらの検診車は、本部および支部が、(1)国、道府県、日本郵政公社、日本自転車振興会、日本宝くじ協会、中央競馬馬主社会福祉財団などの補助を受けて整備したものと、(2)一般寄付や自主財源で支部単独で整備して、運営しているものが大部分です。
各種がん検診の概況
2006年度に、全国の各支部が実施したがん検診について、その一次検診の方法、要精検率、精検受診率、がん発見率についての集計を総括すると、下表の通りです。

部位によりそれぞれ特徴が見られますが、がん発見率を中心にした効率面と、事後管理を中心とした精度管理面のチェックが重要です。ハイリスク受診者に対する集中的な検診と節目検診による検診など、計画的な検診により、さらに成績は向上するものと思われます。
●各種がん検診の成績 2006年度
部位 一次検診の方法 受診者数 要精
検率%
精検
受診率%
(前年度)

発見
がん数(疑い含む)

がん
発見率
X線間接撮影7~8枚 2,457,086
 
9.8
 
78.7(80.0) 2,976
 
0.12
 
子宮頸 子宮頸部擦過細胞診 1,223,069 0.9
 
76.9(76.6) 682 0.06
 
子宮体 高危険群子宮内膜細胞診 26,670
 
1.3
 
82.3(58.1) 47
 
0.18
 
問・視触診(+X線、超音波) 989,014 7.5 88.6(88.4) 2,296
 
0.23
 
X線+高危険群喀痰細胞診 2,915,916
 
2.5
 
79.9(80.8) 1,314
 
0.05
 
CR+喀痰細胞診 89,232
 
1.9
 
71.7(77.5) 16 0.02
 
CT+喀痰細胞診 32,921
 
8.1
 
72.5(74.1) 67
 
0.22
 
大腸
甲状腺
便潜血反応 2,121,425
 
6.2
 
67.6(69.2) 3,294
 
0.16
 
専門医による視触診 198,964
 
1.9
 
86.7(82.2) 53
 
0.03
 
肝胆膵腎 血液肝機能検査・エコー 255,995
 
4.8
 
72.0(72.5) 125
 
0.06
 
前立腺 腫瘍マーカー・触診 301,134
 
6.6
 
64.0(64.1) 1,802
 
0.63
 
10,611,426
 
    12,597
 
 
X線のみで判定 562,303
 
1.4
 
84.1(76.4) 177
 
0.03
 
喀痰のみで判定 49,057
 
0.5
 
72.5(73.9) 38 0.08
 
総計 11,222,786
 
    12,812
 
 
子宮体がん高危険群……50歳以上、閉経以後、6カ月以内不正出血、未妊月経不規則
肺がん高危険群 ……50歳以上、喫煙係数600以上、6カ月以内に血痰
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