日本対がん協会は、がんの知識の普及、啓発や、がん検診によるがん予防運動を全国的に展開しています

日本対がん協会 「がんに負けない社会を作る。」 サイト内検索/キーワードを入れて下さい  
トップページ がんについて がん相談 基金・寄付について 協会のご案内
トップ  >  がんについて > がん検診ハンドブック > 胃がん検診 基本情報 > 検診の意義と目的
がんについて
がん検診ハンドブック ご存知ですか?がん検診の流れとその効果
がんの中で胃がんの患者さんが一番多くを占めています。
無症状のうちに検診を受診し、
早期のうちに治療すればほとんど治癒が可能です。
基本情報 検診Q&A 検診実践編 検診の意義と目的
1.胃がん検診の意義と目的

胃がんの一次検診は、胃のX線検査だけが科学的に有効であると証明された方法です。無症状のうちに検診を受診した人では、早期の胃がんが発見される可能性が高く、その段階で治療すれば、ほぼ治癒が可能です。

胃がんの臨床病期別5年生存率(1997~1999年:初回入院治療症例)

上の表にあるように、がんが発見できても臨床病期(進展度、ステージ)が進んでいる状態で見つかった場合は、それだけ5年生存率が下がってしまいます。そのためにも、早期がんのうちに発見して治療することが重要になります。

がん検診の目的は「検診を受けたグループの中で、がんにかかって亡くなる人の割合(死亡率)を減少させること」です。検診の意味を正しく理解し、定期的に、そして結果が出るまできちんと受診し、がんによる死者を減らしていきましょう。

2.胃がん検診の現状

日本対がん協会が2005年に全国の支部で行った胃がん検診の結果では、受診者数は245万7086人、うち精密検査が必要と判定された人(要精検者)は24万335人(要精検率9.8%)、この中で精密検査を実際に受診した人(精検受診者)は18万7762人(精検受診率78.7%)。この検診を通してがんを発見された人の数は2976人、その割合は0.12%でした。

胃がん二次検診を受ける必要のある人、がんが見つかる人の割合

胃がん検診を1万人が検診を受けると、980人が一次検診で「異常あり」と判定され、精密検査(二次検診)を受けるようにすすめられます。

しかし、実際に精密検査を受ける人は980人中771人しかいませんでした。そして、771人の中から12人に胃がんが発見されたという割合になります。

(参考)胃がん以外にも早期発見できる症状

胃がん検診は胃がんを見つけるためのものですが、それ以外にも胃ポリープ(良性腫瘍)や胃潰瘍、十二指腸潰瘍などを発見して治療に結びつけることができます。

受診者1万人あたりに直すと、118人に胃ポリープが、47人に胃潰瘍が、16人に十二指腸潰瘍 が見つかった計算になります。

3.科学的根拠に基づいた胃がん検診の方法

胃がんの一次検診では、一般的に「胃X線検査」、「胃内視鏡検査」、「ペプシノゲン検査」、「ヘリコバクターピロリ抗体検査」などが行われています。しかし、「有効性評価に基づく胃がん検診ガイドライン」(2006年)で、「対象とする集団の胃がんによる死亡率を減少させる」という胃がん検診の目的に合致すると科学的に証明され、「効果あり」と判定されたのは「胃X線検査」だけです。

実施体制別胃がん検診の推奨レベル
このページのトップへ
当サイトのご利用にあたって 個人情報の取り扱いについて